名画座って聞いたことありますか?
映画館の1種なのですが、私たちが普段イメージする映画館とは違います。
映画館といえばTOHOやMOVIX、UNITED CINEMASなどをイメージしますよね。
名画座がこれらの映画館とどのように違うのか、どういった魅力があるのかを解説していきます。
名画座とは
名画座の概要
名画座の番組編成は、単に作品を寄せ集めたものから、テーマ別に作品をそろえて上映しているもの、また、比較的最近に公開された映画を中心とするものや、公開年次に限らず上映するものまで、形態はさまざまである。かつて封切られて1年以内の作品を上映する映画館は「二番館」「三番館」と呼ばれていたが、現在ではその種の映画館も名画座に含まれている。
興行形態は2本ないし3本立てで上映することが多く、入場料金は1,000円前後。作品ごとの入替制がなく途中入館が可能であることが多い。1980年代以降、レンタルビデオやケーブルテレビ、DVDの普及により需要が少なくなり、全国的に館数は減少傾向にある。
wikipediaー名画座 より引用
名画座とは準新作や過去作品を低料金で上映している映画館のことです。
名画座の最大の特徴は、映画が2本立てor3本立てで観れること。
(説明の都合上以下2本立てで統一します。)
1度の入場で2本の映画が観れます。
再入場については名画座によって自由だったり、再入場不可だったりするのでそこは気を付けたいところ。
名画座は今や国内に20館ほどしかないと言われています。
そんな名画座を簡単に言うと、お得に映画を楽しめる映画館といえます。
名画座の魅力
名画座では2本立てで映画を上映しています。上映作品も1~2週間で入れ替わるので常に新しい作品との出会いがあります。
そして上映する映画のラインナップや組み合わせが、名画座ごとに違って非常に面白いんです。
例えば私が名画座にハマったきっかけは「LIFE!」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」の組み合わせでした。
この2本を続けざまに観て、
さけくらげ
と思ったことを覚えています。
全く関わりの無いように見える作品ですが、「日常が大冒険に変わる」というテーマが共通しています。
私はこの2本で自分自身が日常から飛び出したような気持ちになれました。
こんな風にあるテーマを決めてだったり、ある監督作品をまとめて上映したり、制作された時代や地域で上映作品が決まることもあります。
2本立ての片方を目当てに名画座に行ったら、もう1本の方が面白かった。なんてこともよくあります。
そういった意外な出会いがあるのも名画座の大きな魅力です。
自分では見ようと思っていなかった作品との偶然の出会いは心躍るものがあります。
名画座の料金
料金は1,300円~1,500円程度。
もちろん1本の料金ではありません。
1,300円で映画が2本観れるのです。
シネコンでは1本1,800円程度ですから、お得に映画が楽しめます。
「安く見たいだけなら映画をレンタルした方が安いじゃん。」
そんな意見もあるでしょう。
確かにその通りです。
ですが名画座はあくまで映画館です。
非日常空間で、大きなスクリーンで、映画館の音響で映画をお得に楽しめる。
これは大きなメリットではないでしょうか?
シネコンとの違い
私たちが普段行く映画館といえばTOHOやMOVIX、UNITED CINEMASなどの、いわゆる「シネコン(シネマコンプレックス、複合映画館)」と呼ばれる映画館です。
シネコンとは簡単に言うと、「1つの施設に複数のスクリーンがある映画館」です。
スクリーン1ではポケモンが上映していて、スクリーン2ではドラえもんが上映していて、というように同時に複数の映画を上映している映画館をシネコンと呼びます。
シネコンでは通常は最新作のみを公開しています。
それに対して名画座では基本的には最新作を上映しません。
上映するのはシネコンでの上映が終わった準新作や、過去の名作です。
それも2本立てで上映しています。
2番館との違い
かつて封切られて1年以内の作品を上映する映画館は「二番館」「三番館」と呼ばれていたが、現在ではその種の映画館も名画座に含まれている。
wikipediaー名画座 より引用
以前は封切から1年以内の作品を上映する映画館を「2番館」と呼んでいました。
ですが今となっては2番館と名画座に明確な違いはありません。
名画座では封切から1年以内の作品も上映しますし、過去の名作も上映します。
もしかしたら昔は明確な基準があったのかもしれませんが、現在は名画座≒2番館ということでいいのかと思います。
まとめ
名画座の魅力をまとめます。
- 映画が2本お得に観れる
- 安いけど設備はちゃんとした映画館
- 上映作品が短期間で入れ替わるため多くの作品と出会える
あなたも名画座で未知の作品との出会いを楽しみませんか?
最後にもうひとつ私がハマった組み合わせをご紹介しておきます。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」目当てで行ったら「LEGO®ムービー」が想像以上に面白かったです。
大人でも楽しめる良作でした。ちなみにこの2作の共通点は「主演がクリス・プラット」です。レゴの方は声だけですけどね。