あなたは1ヵ月に何冊ぐらい本を読みますか?
「時間が無くて全然読めない。」「読めてもせいぜい月に1冊ぐらい。」
そんな方がほとんどだと思います。
実際に平成25年度の文化庁の調査でも、1ヵ月の読書量が0~2冊の人が82%を占めており、月に7冊以上の本を読む人は3.6%しかいません。
逆に言えば、月に7冊以上の本を読むと読書量で上位4%に入ることができるのです。
「時間が無くて本が読めない。」という方でも、レバレッジ・リーディングの考え方を取り入れれば、月に7冊なんて余裕で読めるようになります。

本をたくさん読むと収入が増える
レバレッジ・リーディングの書評の前に、「そもそも本当に本をたくさん読む必要があるの?」という疑問にお答えしておきます。
結論から言っておくと、もっとお金が欲しいなら、たくさん本を読むべきです。
『現代人の読書実態調査』という調査では、読書量が多いほど世帯年収が高いという結果が出ています。
月に0~1冊しか本を読まない
- 世帯年収300万円以下:58%
- 世帯年収1000万円以上:41%
月に3冊以上の本を読む
- 世帯年収300万円以下:27%
- 世帯年収1000万円以上:38%

レバレッジ・リーディングで身につける読書術
レバレッジ・リーディングを読めば、「本をたくさん読むスキル」と「本1冊あたりの価値を高めるスキル」を身につけることができます。
多読のスキル
多くの本を読みこなすためには、テクニックが必要です。
本を読むときには3つのポイントに気を付けましょう。
本を読むときのポイント
- 本を読む目的を明確にする
- 気になる部分だけをじっくり読む
- 本の中身の16%を自分のものにする
本を読む目的を明確にする
あなたは「カラーバス効果」を聞いたことがありますか?
カラーバス効果とは、「あることを意識すると、無意識にその情報が自分の元に集まる効果」の事です。
- 赤を意識すると、赤ばかり目につく
- 青を意識すると、青ばかり目につく
本を読む目的をはっきりと意識することで、読むべき部分と読まなくてもいい部分が自然と分かるようになります。

気になる部分だけをじっくり読む
本を読む目的を決めたら、役に立ちそうな部分だけをじっくり読みます。
それ以外の部分は流し読みでOKです。
「本は一字一句すべて読まなければいけない。」という考えは捨てましょう。
読むべきところだけを読む。必要ないところは流し読み。

本の中身の16%を自分のものにする
「イタリア国民全体の2割が、イタリア全体の8割の富を生み出している。」
これはイタリアの経済学者が発見した、80対20の法則(パレートの法則)という法則です。
この法則は経済だけでなく様々なものに当てはまります。
読書に80対20の法則を当てはめると、「本の重要なポイントは2割ぐらいで、そこさえ読めば本の内容の8割は理解できる」ことになります。
200ページの本であれば、重要な部分はたったの40ページ。
レバレッジ・リーディングでは、重要な40ページのうちさらに8割(32ページ)をモノにできればOKという考え方をしており、全体の16%を読みこなせばいいんです。

読書の価値を100倍にするスキル
レバレッジ・リーディングでは、1,500円の本には15万円の価値があると説いています。
1500円の本から学んだことをビジネスに生かせば、元が取れるどころか、10倍、いや、100倍の利益が返ってきます。
しかし当然のことながら本をなんとなく読むだけでは、100倍の利益は返ってきません。

知識を自分に染みこませるために、必須ともいえるのが「レバレッジ・メモ」の作成です。
レバレッジ・メモを何度も読むクセをつけることで、本の内容を自分に染みこませていく。

まとめ
レバレッジ・リーディング流の読書術を身につけることで、1冊の本を読む時間を短くしつつも、身につくものを増やすことができます。
